私が害獣駆除の仕事に就いた理由

害獣駆除の仕事
私は、小さい頃から生き物が大好きでした。そのため両親には、何度も動物園に連れて行ってもらいました。そんな私が、どうして害獣駆除の仕事に就いたのか?その理由について、害獣駆除のイロハを交えながらご紹介したいと思います。

動物好きだった私は、害獣問題が人間の勝手に思えた

人の都合で勝手に名づけた害獣

害獣とは、ウルトラマンなどに出てくる怪獣ではありません。怪獣は架空の生き物ですが、害獣は実際にこの世に生息している生き物です。ただし害獣という言い方自体は、人の都合で勝手に名づけたものであって、実際にはイノシシやシカ・サルなどの名前があります。
その代り農家では、イノシシやシカ・サルに農作物を食い荒らされる被害が多発しています。そのため、農作物を市場や農協に出荷している方にとっては相当な経済的打撃です。従ってそうした人々の立場に立ってみれば、害獣といわれても仕方がないでしょうね。

単なる動物好きでは済まされなくなった

子供の頃は単なる動物が好きなので、イノシシやシカを害獣と見なす大人が嫌いでした。ところが、自分が大人になるにつれて、イノシシやシカの味方ばかりはしていられないと思うようになりました。とりわけ、自然環境保護や動物愛護が叫ばれる一方では、害獣問題が深刻化しているのも事実だからです。
例えばクマの数はさほど多くないですが、シカやイノシシ・サル・アライグマなどは相当数います。そのため、それらの生き物に農作物が食い荒らされる被害が多発しています。おまけに、シカは電気柵を軽々と乗り越えてしまい、その後うまく出れないので農作物を踏み散らかすといわれています。

自分も害獣問題の責任を負いたいと思った

全国の各自治体でも猟師を増やす方針

全国的に年々猟師が少なくなる傾向にありますが、その大きな理由は狩猟だけでは生活ができないからです。また、猟師になるための狩猟登録や免許の取得にもお金がかかります。そのため近頃では、猟師になるための費用の一部を負担するといった自治体も出てきています。
しかしながら今日の害獣被害は、今後さらに増大するといわれています。何故なら、今後さらに地球が温暖化していくと、寒い時期が少なくなり出生数も増加するでしょうね。そうなると、害獣駆除業者の需要度も今後高まっていくに違いありません。

自分も害獣駆除業者に就職した

イノシシやシカ・タヌキ・サル・クマといった生き物は、動物園に行くとどれも子供が喜ぶ生き物です。
ただしこれらの生き物は、農家の人々にとっては農作物を食い荒らす害獣として恐れられています。
しかも農林水産省の報告によると、年間200億円弱もの被害金額だといいます。
中でも、シカ・イノシシ・サルの被害が9割にも相当するといいます。
そうしたこともあって、子供の頃から動物が大好きだった私も、害獣による被害を何とかしたい!と思うようになりついには害獣駆除業者に就職をしてしまいました。

1件目の害獣駆除では泣きました

イタチの駆除

私が害獣駆除業者に就職をして、最初に手掛けたのはイタチです。このイタチという生き物は、都会ではあまり見かけることもありませんが、田舎ではよく見かける生き物です。例えば道路を車で走っていたら、すぐ前を横切ったり、朝起きたらイタチがネズミを追いかけていたといったことはよくあります。
こうしたイタチは、ネズミよりも凶暴で大きな害獣なので素人では到底駆除することはできません。害獣駆除業者では、イタチ捕獲ゲージを使います。私も捕獲ゲージにイタチが初めて引っかかった時にはうれしかったのですが、リスのような可愛い風貌を見ていると可哀そうでつい泣いてしまいました。

鳥獣保護法や狩猟法で保護されている害獣

人の生活に被害をもたらすといわれている害獣ですが、素人はむやみに捕獲することはできません。鳥獣保護法や狩猟法・動物愛護法などによって、多くの害獣が保護されているからです。そのため、害獣を捕獲したり狩猟をする場合には、各自治体に狩猟者登録をしたりそれに関する法律を守る必要があります。
ただし農作物を食い荒らすような害獣は、自治体に申請さえすれば捕獲許可が簡単に下りるようになっています。その代り、無許可で駆除をしようとした場合には罰せられるので注意が必要です。

まとめ

鳥獣保護法や動物愛護法などは、生き物を尊ぶ精神が満ち溢れていて素晴らしい法律だと思います。ただし、ゴキブリやネズミのような小さな生き物は無許可で殺してもOKというのはイマイチ腑に落ちない面もあります。どんな生き物でも必死に生きているのですからね。
別投稿で、この仕事で得たもの・やりがいなどについてもまとめてみました。ご興味のある方はぜひ→害獣駆除の仕事について考える